カラダの栄養辞典

カラダの状態:肺や気管への栄養と予防

肺の動きが悪いと姿勢が悪くなったり、呼吸自体が浅くなるのでとても重要な臓器です。

今回は、肺への栄養と予防をお伝えします。

呼吸の仕方

まず、口呼吸の方は肺への負担が高くなります。

なぜかというと、鼻呼吸だと鼻甲介や鼻中隔という湿り気をもつ場所が備わっているので肺に伝わる空気が温かく湿り気を持っています。

しかし!!

口呼吸だとそういったものは備わっていないので、冷たく乾いた空気が肺に伝わるので肺が縮こまり負担がかかります。

特に睡眠時は口呼吸だと負担が大きすぎなので、口テープを貼りましょう!

それだけで、肺への負担は軽減します!

粘膜を良くしよう

肺に伝わるまでに気管を通ります。

いわば空気の通り道ですね。

この気管で異物や病原菌などをキャッチしてくれますが、ここで重要なのが「粘膜」です。

粘膜が弱っていると気管支喘息や肺炎などのリスクが高まります。

なので粘膜を回復する栄養を摂りましょう!

2つご紹介します。

オメガ3

肺炎や気管支喘息はいわば炎症です。

炎症を促進させる油というのはオメガ6

サラダ油や加工食品、揚げ物とかはオメガ6です。

炎症を抑制させる油はオメガ3【魚油(DHA・EPA)鯖・イワシ・エゴマ油】などです。

オメガ6は意識しなくても過剰摂取しがちなので、オメガ3を意識しましょう!

トマト

こんな研究結果があります。

2002年に参加者680人(平均年齢43.8歳、男女比は1対1)について、食事の摂取状況と肺機能の検査値を調べ、10年後の数値と比較したもの。

 登録時、現役喫煙者は16.9%、過去1カ月間たばこを吸っていない前喫煙者が41%、非喫煙者は42.2%だった。

 登録から10年後の検査では、肺機能は順調(?)に低下。しかし、果物類の総摂取量が多いほど衰えるスピードを抑えられることが判明したのだ。特に「生トマト」は、単独で有意に肺機能の低下を抑えた。生トマトの摂取量が1日1個未満の人は、1日2個以上を食べる人に比べ明らかに肺機能が衰えていたのである。

1日に2個がいいらしいですが、そこまで気にせず積極的にとりたい食材です。

トマトに含まれるリコピンが抗酸化作用がありかつ粘膜に届きやすいのが理由です。(抗酸化:活性酸素によって臓器を錆びつかせないこと)

肺の膨らみを確保しよう

最後に肺の動きを良くするには猫背は厳禁です。

肺の膨らみを確保するためにもこのストレッチがオススメです。

まとめ

①口呼吸はやめよう(口テープ)
②粘膜を良くする
・オメガ3(魚・エゴマ油)
・トマト
③上体反らし