カラダの栄養辞典

血液検査:コレステロール

この記事ではコレステロールについてお伝えします。

まずコレステロールは、そもそも何かを知っておきましょうか

コレステロールは「あぶら」です。この「あぶら」超重要でして、細胞の膜(膜が悪いと細胞とのやりとりがうまくいかない)や性ホルモン(男性ホルモンや女性ホルモン)胆汁酸(油ものの消化・吸収なので少ないと胃もたれとか)などたくさんの材料として使われています。

分子栄養学的には

総コレステロール 200
LDLコレステロール 110〜130
HDLコレステロール 70

です。

高すぎる場合

よくある原因がこちら

①油ものを食べ過ぎ
②コレステロールが使われてなくて余っている

①は摂取を控えればいいですが、あまり摂っていないのに高い場合はコレステロールが余っている可能性があります。

余っている?というのは、どういうことか?

コレステロールを指令するホルモンがいましてそれが

エストロゲンや甲状腺ホルモン

エストロゲン(女性ホルモン)は閉経と同時に減少していくので、コレステロールを指示されず余ってしまうというわけ。

もう一つは甲状腺ホルモン。

甲状腺ホルモンが低下しているとコレステロールは高くなります。
甲状腺機能低下症についてはこちら

なので②の場合は、エストロゲンや甲状腺に対してアプローチをお勧めします。

低すぎる場合

コレステロールは肝臓で作られます。

なので肝臓に問題があるとコレステロールが作られず低値になります。
肝臓についてはこちら

コレステロールは先ほどもお伝えしたように「あぶら」です。

出来るだけ質の良い魚などの油(EPA・DHA)や亜麻仁油・エゴマ油などを意識して摂取しましょう。