身体の豆知識

腰痛の人ほどウォーキング?

腰痛の人ほどウォーキング?

ウォーキングを続ければ腹筋や背筋を鍛えられる

腰痛となると昔は安静にするというのが主流でした。

しかし、今では逆に動かして下さいというお医者さんが増えてきました。

もちろん、ぎっくり腰などの急性の状態では安静が必要です。

しかし、安静ばかりしていては体の筋力が弱っていき体を支えれなくなってしまいます。

そこでこの記事ではウォーキングすることにより腰痛にどういった影響があるのかを

話していきたいと思います。

それではどうぞ!

ウォーキングが背骨を支える力になる

背骨は、横から見ると、ゆるやかなS字のカーブを描いています。

このカーブがあることで、上半身の重さが分散され、腰にかかる負担が軽くなります。

脊柱の腰の部分は「腰椎」と呼ばれる5つの骨で構成されています。

ではこの腰椎を含めた脊柱を支えているのが

筋肉です。

背骨を主に支えているのは、腰椎の前側にある「腹筋」

腰椎の後ろ側にある「背筋」です。

腹筋と背筋が腰椎を支えることで、脊柱のS字カーブを維持できます

ウォーキングではこの腹筋と背筋を手軽に鍛えることができます。

ジムに通っている人も、腹筋だけ、背筋だけだと体のバランスが悪くなり

逆に腰痛を悪化させる傾向にありますので注意が必要です。

運動不足になると筋力が衰えてしまい背骨を支えられなくなってしまいます。

背骨を支えられないので姿勢が悪くなります。

姿勢が悪いと姿勢を保つために筋肉が緊張し、こりや痛みが出てきます。

痛みがあると運動をしなくなるので関節の動きが制限され

少し動いただけでも痛みが出てしまうのです。

負のスパイラルですね。

でもウォーキングをすれば体に大きな負担はなく

さらには腹筋と背筋が鍛えられるという素晴らしい方法ですね。

どうですか?

ウォーキングをしたくなってきましたか?

ではどういう風に始めていけば良いのかを話していきますね。

ウォーキングの距離を少しずつ延ばしていくのがコツ

ウォーキングに対して実験が行われた結果があります。

研究チームは、腰痛をもつ52人の患者を

Aグループ 医療機関での標準的な治療を受けるグループ

Bグループ 週に2~3回のウォーキングなどの運動を行うグループに分けました。

ウォーキングは1回20分からはじめて、慣れてきたら40分に延長されました。

6週間後に、ウォーキングを続けたウォーキンググループでは、

医療機関でのみ治療を続けたグループと同等の治療効果を得られることが判明したそうです。

最初は、いきなり長時間の距離を歩くのではなく20分くらいから徐々に始めるのが良いです。

ウォーキングを楽しく始めよう。

腰痛を予防・改善するには「正しい歩き方」も大切です。

筋肉をバランス良く刺激し、全身を使うようにして歩くと効果的です。

前をしっかり見ながら腰を反らし踵からつま先にかけて流れるように歩きましょう。

ウォーキングを安全に行うために、靴のすり減りがないしっかりとしたウォーキングシューズで歩きましょう。

しっかり整体で体を整えてその上でウォーキングをするとより腰痛対策・予防となるということですね。

日々の努力が今後の体に影響しますよ!