頭痛
頭頂部の頭痛
脳の中には大脳鎌といわれる右脳と左脳を分ける膜があります。
大脳鎌は頭頂部にくっついているのですが背骨の中にある脊髄ともくっついていて
脊髄が下に下がると大脳鎌も一緒に下がり頭頂部に痛みが走ります。
脊髄は背骨の動きと連動するのですが背骨がうまく動かず、さらに骨盤が後ろ方向に歪むと 脊髄がズルズルと下に引っ張られ頭痛が起こります。
後頭部の頭痛
後頭部の頭痛は、肩こりが辛い人に多く見受けられます。
原因の一つである。胸鎖乳突筋をみてみましょう。
鎖骨から耳の後ろまで走行していますね。
後ろの付着部をみてみると後頭部に付着していて、その近くには静脈や動脈の血管がニョロっと出ています。
この筋肉が硬くなると左右に向きづらくなったり首全体が詰まっている感じになります。筋肉が硬くなると血管が圧迫され酸欠状態になり痛みの物質が産生されて痛みが出ます。
また、この近くには【嘔吐中枢】というものがあり圧迫が強い方は吐き気を感じる方もいます。
次に後頭下筋といって複数の小さな筋肉が密集しています。
実際の幅は1cm未満の領域で指先で触れることができます。この筋肉が硬くなると、顔が上を向くような状態になります。
これはストレートネックの方が多く、首を前に出し顔を真正面向くと後頭部が詰まることが原因です。
頭が全体的に痛い頭痛
脳の周りには脳や背骨の中にある脊髄神経を守っている脳脊髄液という液があります。
イメージしやすいのは豆腐です。
豆腐の中に水が入っていますよね。それと同じように脳の周りに液体があります。
脳脊髄液は、本来脳から分泌され腰まで流れていくのですが後頭部の歪みによって通り道が狭くなり、通行止めのような状態になってしまいます。
そうすると、脳の周りの脳脊髄液が溢れ出し脳の圧が高まっていき脳が圧迫されてしまいます。
豆腐で例えると豆腐の水がどんどん溢れてきてパックが破裂しそうな状態です。
結果、頭が圧迫され全体的に痛みが引き起こされると考えています。
側頭部の頭痛
耳の上あたりに血管があります。これは耳と下顎の間にある狭いところから出ています。
顎が開くときにこの下顎が下に引っ張られるのですが、口が開きにくい方は常に上に引っ張られる状態になっています。
そうすると、耳と下顎の間が狭くなり血管が圧迫されます。圧迫されると酸欠になり痛みの物質が出て側頭部が痛くなります。
噛み癖だったり、歯ぎしりまたは顎をつく癖のある方が多い印象ですね。
こめかみの頭痛
こめかみの辺りには側頭部の頭痛と同じように血管があります。
噛み癖などストレスがあると周囲の筋肉が固くなり血管が圧迫され頭痛が起こります。
目の奥が痛む頭痛
頭が膨らむ頭痛と似ているのですが 脳の周りや背骨の中にある、脊髄神経を守っている脳脊髄液という液があります。
イメージしやすいのは豆腐です。
豆腐の中に水が入っていますよね。それと同じように脳の周りには液体があり眼球まで流れています。
脳脊髄液は、脳から分泌され腰まで流れていくのですが後頭部の歪みによって通り道が狭くなり、通行止めのような状態になってしまいます。
そうすると、脳の周りの脳脊髄液がどんどん溢れてパンパンになり脳圧が高くなります。豆腐で例えると豆腐の水がどんどん溢れてきてパックが破裂しそうな状態です。
脳の圧が高まっていくと脳が圧迫されるだけでなく、逃げ場がないので眼球の方にもどんどん流れ、眼球の圧が高まり眼の奥から押されるような頭痛が引き起こされます。
また、パソコン作業などで眼は酷使していると、眼の周辺筋肉が疲労し余計に眼精疲労や頭痛が酷くなってしまいます。
基本はこれです。
「全身施術」